「かけがえのない地球」というキャッチ・フレーズが登場してから、環境問題が大きな関心事となりました。
人間のエゴにより、自分達の地球を破壊し続けてきました。もうこれ以上の環境破壊は許されません。自分達の住む地域や国だけでなく、他の国々の住環境も同様に大切にしていかなければ、やがて人類全部が滅亡することは必至であります。
そこで、具体的には、山川草木、すべての自然に敬意と愛情を持つ教育を幼児の頃から家庭で行う必要があります。学校では今までのおざなりの林間・臨海教育ではなく、毎年、一か月くらいの山や海での集団生活をさせ、家畜の飼育等も体験させる。そうすれば、生態系中で他の生物達ともちつもたれつの共生関係にあることが実感できると考えます。
今まで無計画に破壊してきた自然をできる限り修復する作業に、官民一体となって取り掛かることが必要です。
社会の活力低下など深刻な事態が懸念される少子化の進行に歯止めをかけるため、家庭での役割分担の見直しだけでなく、企業や地域社会を含む社会全体の取り組みとして、子育て支援システムを構築、子どもを持つことが人生を豊かにし、子どもを安心して生み育てることができる環境づくりを進めなければなりません。
多様化・複雑化している高齢者・障害者のニーズに対応、保健・医療・福祉をはじめ教育・住宅・労働など広範囲にわたる諸施策を展開、可能な限り自立して暮らし続けることができるよう、その条件整備に努めるとともに、高齢者が元気で幸せに明るく美しく年を重ねる十勝・帯広を実現しなければなりません。
「市場との距離」を問わない情報通信利用型産業を基幹産業である農業を核に戦略的に育成・集積するほか、コールセンターなど地方分散立地が可能な情報処理産業の誘致に取り組みむ必要があります。
十勝全体をブロードバンド化して教育、産業、観光など、情報ハイウエイのような情報通信網の整備や各種情報ネットワーク化の促進などにも十勝全体で積極的に取り組んでいかなければなりません。
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